約 2,614,536 件
https://w.atwiki.jp/yuilove123456789/pages/3.html
更新履歴 取得中です。 ここを編集
https://w.atwiki.jp/avalononline-wiki/pages/875.html
Last Update 2012/08/19 22 33 26 《バジリス》 属性 緑 移動色 ●● 攻撃 16 能力 [戦闘時]発動自分が戦闘支援モンスターカードを使用していた場合、こちらの戦闘支援モンスターカードと対戦モンスターの戦闘支援カードを交換する。 レア R 種族 亜竜 耐久 12 《かすめ取り》に近い効果を持つモンスター。 戦闘支援モンスターを使えば相手の戦闘支援カードと効果を入れ替えるというわけで、侵略時には純粋に攻撃力をアップさせる戦闘支援モンスターと相性がいい。 逆に先制や確率避けを付加する戦闘支援とは相性が悪いと言える。 防衛時には戦闘支援モンスターでは守りにくくなるので、戦闘支援カードならば効果が発動しないことを利用していきたい。 能力の特性上、オーバーキルを防ぎやすいという意味では防衛向きとも言えるかもしれない。 狙ってできるものではないが、相手が《トリックスター》を使用し、自分が《ロータン》等の即死無効支援モンスターを使用した場合、相手の攻撃を反射できる。 ▲ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sonicy_memo/pages/851.html
くちばしにチェリー EGO-WRAPPIN EXTREME Level 8 BPM 187 Notes 638 全程BPM在187附近飄忽不定 1 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |------| 2 口②③口 |------| ①口口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |①-②-③-| 3 口⑩⑩② |①-②-③-| 口口③① |④-⑤-⑥-| ⑧④口⑨ |⑦---⑧-| ⑤⑥⑦口 |⑨---⑩-| 4 口口口口 |------| 口①口口 |------| ①口口口 |------| 口口口口 |----①-| 5 ⑧⑥③⑤ |①---②-| 口口口口 |③---④-| 口口①口 |⑤---⑥-| ④②⑦① |⑦---⑧-| 6 口口③口 |①-----| ②口④③ |②---③-| ⑤②⑥口 |----④-| 口口口① |⑤---⑥-| 7 ⑤③⑥⑧ |①---②-| 口口口口 |③---④-| 口口口口 |⑤---⑥-| ①⑦②④ |⑦---⑧-| 8 口③口口 |①-----| ③④口② |②---③-| 口⑥②⑤ |----④-| ①口口口 |⑤---⑥-| 9 ⑧⑥③⑤ |①---②-| 口口口口 |③---④-| 口口口口 |⑤---⑥-| ④②⑦① |⑦---⑧-| 10 口口③口 |①-----| ②口④③ |②---③-| ⑤②⑥口 |----④-| 口口口① |⑤---⑥-| 11 ⑥⑥口② |①---②-| ④口口⑤ |----③-| 口口口口 |④-----| ①口③口 |⑤---⑥-| 12 口口口③ |----①-| ④①②⑦ |②---③-| ⑥⑤⑧⑨ |④-⑤-⑥-| 口口口口 |⑦-⑧-⑨-| 13 ⑦⑤②④ |----①-| 口口口口 |②---③-| 口口口口 |④---⑤-| ③①⑥口 |⑥---⑦-| 14 口口③口 |①-----| ②口④③ |②---③-| ⑤②⑥口 |----④-| 口口口① |⑤---⑥-| 15 ⑤③⑥⑧ |①---②-| 口口口口 |③---④-| 口口口口 |⑤---⑥-| ①⑦②④ |⑦---⑧-| 16 口③口口 |①-----| ③④口② |②---③-| 口⑥②⑤ |----④-| ①口口口 |⑤---⑥-| 17 ⑧⑥③⑤ |①---②-| 口口口口 |③---④-| 口口口口 |⑤---⑥-| ④②⑦① |⑦---⑧-| 18 口口③口 |①-----| ②口④③ |②---③-| ⑤②口口 |----④-| 口⑥⑥① |⑤---⑥-| 19 口口②① |----①-| ③口口④ |----②-| 口⑤口口 |③---④-| 口口口口 |⑤-----| 20 口②②口 |----①-| ②口②口 |------| 口口②② |②-----| ①①②② |------| 21 ④⑤口② |----①-| 口①口口 |②-----| ③口口口 |③-----| 口口口④ |④---⑤-| 22 口⑤口口 |①-----| ②口口① |②-----| ③②口④ |----③-| 口口②④ |④---⑤-| 23 ②口口口 |①---②-| ④口③① |③---④-| ⑥⑦⑤口 |⑤---⑥-| ⑦⑥③口 |---⑦--| 24 口口①口 |----①-| 口口口① |------| 口口口口 |------| 口口口② |②-----| 25 口③口口 |----①-| ⑤①口④ |②---③-| 口口⑥② |④---⑤-| 口口②⑥ |⑥-----| 26 口口口口 |①---②-| 口①口口 |----③-| ③②口口 |------| ②③口④ |④-----| 27 ①口口⑤ |----①-| ②①口口 |----②-| ④口③口 |③-----| 口口口④ |④---⑤-| 28 口口口⑦ |----①-| ④①⑧⑨ |②---③-| ⑥⑤口② |④-⑤-⑥-| 口口③口 |⑦-⑧-⑨-| 29 ②⑤③口 |①---②-| ⑦口口⑥ |③---④-| 口④②② |----⑤-| ①①口⑥ |⑥---⑦-| 30 ②⑥口口 |①---②-| ⑤口③口 |③---④-| 口④①口 |------| 口口③⑤ |⑤---⑥-| 31 口⑤口口 |①---②-| ⑥②口① |③-----| 口口口③ |④-----| ④④③⑤ |⑤---⑥-| 32 口⑤④口 |----①-| ⑤①口④ |②---③-| ③口口② |----④-| 口③②口 |----⑤-| 33 口③口口 |------| ③口口口 |①-----| ①口口① |------| 口口①② |②---③-| 34 ①口口口 |----①-| 口①口口 |------| 口口口口 |------| 口口口② |②-----| 35 ③⑦⑦口 |----①-| ①口④口 |②---③-| 口⑤②口 |④---⑤-| 口口②⑥ |⑥---⑦-| 36 ②口口② |----①-| 口口口口 |------| ③③口口 |②-----| 口①①口 |③-----| 37 ④②⑤口 |①-----| 口口口③ |----②-| ⑥口口① |③---④-| 口口①口 |⑤---⑥-| 38 口②口口 |---①--| ②口②口 |---②--| 口口①① |------| 口口①① |------| 39 ③①口口 |----①-| 口口口② |②---③-| ⑥④口口 |----④-| 口口口⑤ |⑤---⑥-| 40 ④口⑦⑦ |①---②-| ②⑥⑤⑥ |③---④-| 口口③口 |⑤---⑥-| 口口①口 |---⑦--| 41 口②④口 |------| 口口口④ |---①--| ②③①口 |②---③-| ③口口① |--④---| 42 ①③口口 |①---②-| ③①③口 |---③--| 口口②② |------| 口口②② |------| 43 ⑤口口⑥ |----①-| ③①口口 |②---③-| 口口④口 |④-----| 口口②口 |⑤--⑥--| 44 口口口口 |①---②-| 口①口口 |--③---| ③②口口 ②③口口 口④口口 ⑥⑥口⑤ 口口口口 |----④-| 口口口口 |⑤---⑥-| 45 口口口口 |----①-| 口口口口 |------| ②口口③ |----②-| ②①①③ |----③-| 46 ①口口① |----①-| 口口口口 |------| ②①①⑤ |②-③-④-| ④③⑥⑦ |⑤-⑥-⑦-| 47 ①③口① |①---②-| 口②②④ |----③-| ⑦⑤口口 |④---⑤-| 口口⑥口 |⑥---⑦-| 48 ②口口口 |①-----| ②口①③ |②---③-| 口④口口 |----④-| ④⑤口③ |----⑤-| 49 ⑧④口口 |①---②-| ②⑥口⑤ |③---④-| 口口③① |⑤---⑥-| 口口⑦口 |⑦---⑧-| 50 ⑧口口口 |①---②-| 口口①口 |③---④-| ④⑧⑤③ |⑤---⑥-| ⑥②⑦口 |⑦---⑧-| 51 口②①① |----①-| ③⑤口口 |②---③-| ②⑦④⑥ |④---⑤-| 口口口口 |⑥---⑦-| 52 口⑥口口 |①---②-| 口⑤③口 |③---④-| ②口口口 |------| 口④④① |⑤---⑥-| 53 ⑤⑥口口 |①---②-| ⑥⑤③口 |③---④-| 口②①口 |----⑤-| 口④口口 |----⑥-| 54 口口口口 |----①-| 口⑤口口 |②---③-| ③①口⑥ |④---⑤-| 口口④② |⑥-----| 55 ①②②① |①-----| ③③口口 |②-----| 口④口口 |③---④-| 口⑥口⑤ |⑤---⑥-| 56 口②口口 |①---②-| ④⑥①④ |③---④-| 口⑤⑤口 |----⑤-| 口口③口 |----⑥-| 57 ⑧口口口 |①---②-| ⑥口③⑤ |③---④-| ②⑥口⑦ |⑤---⑥-| 口④⑦① |⑦---⑧-| 58 ⑤①④口 |----①-| 口③②口 |--②---| ①⑤口④ |③---④-| ③口口② |---⑤--| 59 口口口口 |----①-| ②③①④ |②---③-| 口⑥⑦⑦ |④---⑤-| ⑤①⑦⑦ |⑥---⑦-| 60 ②①口口 |----①-| ①口①③ |----②-| 口口⑤口 |③---④-| ④⑥口口 |⑤---⑥-| 61 ④④口口 |①---②-| 口口①⑥ |③-----| ②⑤口口 |④---⑤-| 口⑦③口 |⑥---⑦-| 62 ③③口口 |①---②-| 口②①口 |----③-| ②⑤⑤④ |④-----| 口口④口 |⑤-----| 63 ⑤口②② |①-----| ②⑤口④ |②-----| 口口④口 |③---④-| ①①③③ |----⑤-| 64 ④④②② |----①-| 口口口口 |②-----| ①口口口 |③-----| 口口③③ |④-----| 65 口口②② |①-----| 口口口① |②-----| 口口口口 ①①口口 口口口口 ④口⑤⑤ 口④口口 |③---④-| 口口③③ |----⑤-| 66 ②③口② |----①-| 口口口口 |------| ①②②① |②-----| 口口口口 |③-----| 67 ⑧⑥③⑤ |①---②-| 口口①① |③---④-| 口口口口 |⑤---⑥-| ④②⑦口 |⑦---⑧-| 68 口口③口 |①-----| ②口④③ |②---③-| ⑤②⑥口 |----④-| 口口口① |⑤---⑥-| 69 ⑤③⑥⑧ |①---②-| 口口口口 |③---④-| 口口口口 |⑤---⑥-| ①⑦②④ |⑦---⑧-| 70 口③口口 |①-----| ③④口② |②---③-| 口⑥②⑤ |----④-| ①口口口 |⑤---⑥-| 71 ⑧⑥③⑤ |①---②-| 口口口口 |③---④-| 口口口口 |⑤---⑥-| ④②⑦① |⑦---⑧-| 72 口口③口 |①-----| ②口④③ |②---③-| ⑤②⑥口 |----④-| 口口口① |⑤---⑥-| 73 ⑤③⑥⑧ |①---②-| 口口口口 |③---④-| 口口口口 |⑤---⑥-| ①⑦②④ |⑦---⑧-| 74 口③口口 |①-----| ③口口② |②---③-| 口口②口 ①口口口 口口口口 口④口口 口口口⑤ |----④-| ⑥⑥口口 |⑤---⑥-| 75 口③口① |----①-| ④口②口 |----②-| ③口①口 |----③-| 口④口② |----④-| 76 ③口①口 |----①-| 口④口② |----②-| 口③口① |----③-| ④口②口 |----④-| 77 ③口①口 |----①-| 口④口② |----②-| ③口①口 |----③-| 口④口② |----④-| 78 口③口① |----①-| ④口②口 |----②-| 口③口① |----③-| ④口②口 |----④-| 79 ③口①口 |----①-| 口③口① |----②-| 口④口② |----③-| ④口②口 |----④-| 80 ③口口① |----①-| 口③①口 |----②-| 口④②口 |----③-| ④口口② |----④-| 81 口④口口 |----①-| ⑥口①⑤ |----②-| ②口口① |③---④-| 口⑥③口 |⑤---⑥-| 82 ①口口① |------| 口口口口 |------| 口①①口 |①-----| 口口口口 |------|
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8263.html
前ページ次ページゼロのチェリーな使い魔 フーケ事件から10日程経過したある日のこと。 フリオニールはオスマン院長とコルベールからの情報を待ちつつルイズの身の回りの世話を 中心とした生活を送っていた。 ここトリステインは貴族が幅を利かせているとはいえ平和な国家だ。フリオニールは段々と ここでの生活も悪くないと感じ始めていた。 (まぁ、向こうにはマジックマスターのマリア、豪腕ガイがいるし何とかなっているのかも) 事実、フリオニールが消息を絶ってからヒルダ王女が捜索隊を出して行方を調査している ものの一向に手がかりが掴めない状況の中、仲間達は着々と任務を遂行し、ついには 『クリスタルロッド』を入手。一路「ミシディアの塔」へ向かうところだった(現在、 マリア達はリヴァイアサンの腹の中。リチャード・ハイウィンドと問答中)。 久々に授業にでもお供しますか、と考え洗濯を早朝に終わらせルイズに同行するフリオニール。 本日の授業は、フーケ討伐の際にルイズが向かうことをいの一番に反対していたギトーが講師だった。 (ああ、あの腰抜けか。でも何か情報を持っているかも) フリオニールはかすかな期待を込めて講義に聞き入る。 しかし、内容は『風』の系統こそが最も優れたものであり至高であることを延々と繰り返す だけの退屈なものだった。 (これじゃまるで売れない営業マンのセールストークだな) どのようなものであれ長所と短所がある。それをきちんと説明した上で上手い使い道を 提案するのがその道のプロというものだろう。 (この人は絶対に「イエローソウル」に『ブリザド』をかけるタイプだな) フリオニールが期待はずれのギトーをジト目で見ながら耳垢をほじっていると、突然、 教室のドアが開いた。 そこにはロールしたウィッグをかぶり、レースの飾りや派手な刺繍を施したローブを身に まとったコルベールの姿があった。 授業を妨害されたギトーはいきり立ってコルベールに抗議した。 「ミスタ・コルベール!授業中ですぞ!冗談はハゲ頭だけに」 「オホン!本日の授業は中止と相成りました!」 ギトーの非難の声を遮りコルベールはご託宣を告げた。歓喜の声をあげる生徒達。 続けざまにコルベールは 「本日はアンリエッタ姫殿下が当学院にお見えになります。皆さん、成長した姿を お見せできる絶好の機会ですぞ。しっかりと杖を磨きお出迎えの準備をするように」 と言い残し足早に去っていった。ギトーもこうしてはいられないとばかりに後を追う。 そして、 門から本塔へ向かう道の両脇に生徒達が一糸乱れぬ整列をしてアンリエッタ王女を出迎えた。 王女が馬車から降りて姿を現すと一斉に歓声が揚がった。 (王女というのはどこでも人気者なんだな) フリオニールは自身が仕えるヒルダ王女より少し若いアンリエッタを見て感想を漏らす。 列の後ろではフリオニールとキュルケをはじめとした留学生数名が手持ち無沙汰で王女 一行を 見物していた。タバサは通常どおり読書だ。王女へのこの関心の無さはひょっとして タバサもこの国の人間じゃないのかも、とフリオニールは思った。 そして、フリオニールは王女に付き従う護衛の兵士に目を向けた。その中でも立派な グリフォンに跨った、羽帽子を被り立派な口ひげを生やした青年に着目した。 (かっこいいなぁ) フリオニールは思わずため息を吐く。男子たるものあのように堂々と振舞いたいものだ。 キュルケも同じ感想を抱いたようで例によって頬を染めて青年を見つめていた。 ルイズはというと、キュルケと同じような態度ではあるが若干落ち着きがない様子だ。 そんなフリオニール達を傍目に王女一行は颯爽と院長室のある本塔へ入っていった。 その日の夜 グリフォンに跨った青年を見てから何かと落ち着きがないルイズ。 これは一目惚れか?とからかってみたくなったフリオニールだったが、そんなことを言えば お目玉を喰らうことは判りきっているのであえて無視し、話し相手をデルフリンガーに求めた。 「ああ、俺も王女に逢いたい」 「なんでぇ、今日会ったんじゃねぇのかよ」 「ヒルダ王女さ」 「ああ、相棒の世界のか」 「うん。この国の王女も美人だけど、セクシー度でいえばヒルダ王女の方が・・・」 「俺っちも会ってみてぇな、その王女!」 「ムフフ。デルフのはしゃぐ姿が目に浮かぶよ」 「そうかいそうかい、そりゃ楽しみだ」 二人(?)が他愛もない世間話をしているところに突然珍客が訪れた。 フード付ローブに身を纏った謎の人物が『アンロック』の魔法を使いルイズの部屋に入ってきたのだ。 「どちらさん?」 フリオニールは警戒し探るような目つきで問うた。場合によってはデルフリンガーで 迎撃する構えだ。 不審者の侵入にようやく我に返ったルイズ。怯えるルイズを傍目に不審者は無言で室内を 見回すと、二人に構うことなく懐から杖を取り出し『ディテクトマジック』の魔法を唱えた。 「ち、ちょっと!」 怒気を含んだ声で制止するフリオニールであったが、不審者はフードを取り 「どこに眼や耳があるかわかりませんものね」 正体を明かした。アンリエッタであった。 「ひ、姫様!」 ルイズは膝をつき恭しく礼をする。 「お久しぶりね。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール」 アンリエッタも膝を曲げルイズをひしと抱きしめる。 「ごめんなさいね、ルイズ。『アンロック』なんて下品な真似をして」 「いいえ、お気になさらないで下さい。それよりもなぜこんなむさ苦しいところへ?」 「ああ、ルイズ。私のかけがえのない心の友よ」 そして、ルイズとアンリエッタは昔話に花を咲かせる。なんでもアンリエッタの幼少時の 遊び相手をルイズが務めていたとのこと。 (さすが「ご主人様」。名家のお嬢様の看板は伊達じゃない!) フリオニールは「ご主人様」が急に偉くなったような気がしてちょっぴり嬉しくなった。 テンションの揚がるフルオニールとは対照的に、アンリエッタは急に暗い表情をして 「私、結婚いたしますの」 と幼馴染に報告をした。ルイズはアンリエッタの陰のある雰囲気を敏感に察知し 「・・・おめでとうございます」 戸惑いながら祝辞を述べた。久しぶりの再開であるのに一気にトーンダウンした乙女達。 「おい、相棒。この王女は政略結婚をさせられるぜ、たぶん」 「本当か?デルフ」 フリオニールとデルフリンガーはひそひそと王女の噂話を始める。 一方、アンリエッタは重くなった場の空気を何とかしようとフリオニールに目を移し、 「ごめんなさいね。お楽しみ中だったのでしょう。『アンロック』なんて使うものではありませんね」 「お楽しみ中?」 「ルイズの恋人でしょう?」 「いいえ。俺は使い魔として召還されましたフリオニールと申します。あと、この剣は インテリなソードのデルフリンガーです」 「よろしく哀愁!」 「あら!人間の使い魔とはこれまた珍しい。ルイズのこと、よろしくね」 「はい!」「イエッサー」 話題を変えようとしたがルイズはアンリエッタのことが気がかりで話を元に戻そうとする。 「ところで、姫様。わざわざお忍びでいらっしゃったということは・・・」 「まさか、「ご主人様」が替え玉に・・・ゴクッ」「結婚式を妨害してくれ、とか?」 「あんた達は黙ってなさい!」 無遠慮な発言にキッと睨みつけ二人(?)を黙らせるルイス。アンリエッタは頭を振り 「ああ、私としたことがあなたにこんなことを頼めるわけがないわ!忘れて頂戴!」 「姫様、おっしゃってください!」 「いいえ。話すわけには参りません!」 「昔は何でも話し合ったではございませんか! 私を心の友と呼んで下さったのは姫様です」 「ああ、ルイズ。あなたは芯が強くて優しい人。私を心の友と呼んでくれるのね」 アンリエッタは嬉しそうに微笑むと、決心がついたようで真顔になり 「今からお話しすることは他言無用です」 と言った。フリオニールはお邪魔してはいけないと思い、デルフリンガーを持つと 「じゃあ、俺、外で待ってますよ」 ドアへと向かう。 (まさかアンリエッタ王女までラミアクイーンに化けてるなんてことないよな・・・)と フリオニールは呟きドアを開けると、目の前には真剣な表情で中腰になっているギーシュがいた。 「何やってんの?」 「うわっ!」 ギーシュは慌てふためき尻餅をついた。そして、その姿を鋭い目つきで睨むルイズが 「ギーシュ!あんた何やっているのよ!」 非難する口調で問い詰める。 「す、すみませんでした!僕は何も見ていないし何も聞いていません!」 と言い残し急いで立ち上がるとこの場から駆け足で去っていった。 「まったく!レディの部屋を覗き見するなんていやらしい男!」 「よろしいではないですか、ルイズ。これで心置きなく話ができるというものです」 「フリオニール!見張りをしておきなさい!」 「わかりましたよ」 フリオニールは手を上げてそれに応えると部屋を出てドアを閉めた。 数十分が経過し、アンリエッタがローブに身を纏い部屋から出てきた。 「使い魔さん、ルイズのことくれぐれもよろしくお願いしますわ」 「了解しました・・・そうだ、部屋までお送りしますよ」 「結構ですわ。明日旅立つでしょうから、もうお休みになって英気を養って下さい」 「旅、ですか・・・」 フリオニールは立ち去るアンリエッタの後ろ姿が視界から消えるのを確認すると部屋に入り 「それで、王女の頼みって何だったんですか?旅って言ってましたけど」 「明日からアルビオンへ行くから」 「アルビオン?」 「そう。わたしは大使に任命され姫様から託された任務を遂行するの」 「へぇ、そうですか。どんなところなんですか?」 「それは行ってのお楽しみ。けれど、戦地とだけは言っておくわ」 「戦地!」 フリオニールは戦地という単語を聞き驚愕した。この娘は本気で戦地へ向かうつもりなのか? 「戦地へ赴くということは命を張れということですね」 「そうね。けれど、わたしは必ず任務を果たすわ!」 「さすがです、ルイズさん!と言いたいところですけど、命を賭ける程のことなんですか?」 「国家の一大事よ。トリステインの命運がかかっているといってもいいわ」 「でも、大勢の兵士がうごめく場所へ行くんでしょう?状況によってはその兵士達と 戦うことに・・・」 「別に戦争をしに行くわけじゃないわ。書簡を届けてある物を引き取るだけよ」 「そうですか・・・けれど、俺、「ご主人様」を守りきれないかもしれませんよ」 「何よ、ずいぶん弱気ね。強いくせに」 「戦場というのはそういうところです。兵士の実力も未知数だし。けれど、そんな危険な 任務を幼馴染の親友に託すって・・・」 「姫様の悪口を言うつもり?だったら許さないわよ!」 「こういう任務は俺みたいな平民のソルジャーがやるのが俺の住む世界の常識でして」 「ハルケギニアではメイジが戦場の最前線に立つものなの。あんたにはわからないでしょうけど」 「わからないです・・・はぁ、帝国を倒す前に命尽きてしまうことになるのか・・・」 主人と使い魔がそれぞれの思いを胸の内に秘める中、ひっそりと夜が更けていくのであった。 前ページ次ページゼロのチェリーな使い魔
https://w.atwiki.jp/kiwami777/pages/145.html
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8213.html
前ページ次ページゼロのチェリーな使い魔 フリオニールは決闘の後、ルイズの部屋に戻り床に座ると『ケアル』の重ね掛けをして養生した。 右腕の傷は次第に塞がれ全身の痛みも引いていくと全快になった。 『ケアル』を再度見せられ驚くルイズであったが、フリオニールの身を案じているようで 「本当に大丈夫?なんなら『水』のメイジに頼んでもいいんだけど・・・」 「これで完全復活です!」 「そう・・・それでは説明してもらいましょうかしら」 すると、フリオニールは真剣な表情を作り説明を始めた。 己が異世界の人間で、そこでは反乱軍に参加し帝国軍と死闘を繰り広げていてその中で 突然この世界に召還されたこと。従って、本音を言えばすぐにでも元の世界に帰りたいこと。 そして、自身の住む世界では魔法屋で売っている本を購入し憶えることによって (1回使用すると本は消滅するが)杖を使わずとも誰でも魔法を唱えることが出来ること。 フリオニールの説明に二重のショックを受けるルイズ。特に「誰でも」魔法を使えることに言葉を失った。 「まぁ、俺も多少魔法を使えるけど、やっぱり特訓とセンスは必要なんです」 フリオニールは一人ミシディアへ旅立ったミンウの顔を懐かしむ。 「ひ、ひょっとしてあんた、ま、魔法の本を今持っていたりするの?」 ルイズは『ゼロ』の二つ名返上のチャンスがきたとショックから立ち直り目を輝かす。 「すんません。道具をしまってある袋(アイテム欄)はその時仲間が持ってまして・・・」 フリオニールは残念そうな顔で言った。 「・・・そうよね。言われてみればあんたを召還したとき着の身着ままだったものね」 ルイズはがっくりと肩を落とした。 「ルイズさんには爆発魔法があるじゃないですか。俺の住む世界にはあんな爆発を おこせる魔法はありませんよ」 ルイズを励ますフリオニール(幸運(?)にもフリニールはパラメキア闘技場とフィン城で ウィザートと対戦する機会がなかったのと勉強不足でルイズの魔法に似た『フレアー』の 存在を知らない。第3話でそのことを説明し忘れたのでここにて補足。)であったが、 「あんたの素性を知った以上、その言葉は哀れみにしか聞こえないわ!」 「そんなことはない!俺だってちょっと前まで非力だったんだ。帝国軍の騎士に襲われ、 瀕死のところを王女に助けてもらって・・・」 苦しそうな表情を浮かべお互いの目を見つめる二人。沈黙がルイズの部屋に流れるが、 先に目を逸らしたのはフリオニールであった。 「とにかく、俺は「ご主人様」がすごい魔法使いだと信じてますから。ミンウも真っ青なくらいの」 「な、ななな何言ってくれるのかしら、こ、ここここのボケ犬は!と、とにかく、あんたの 素性は他言無用よ!」 ルイズは顔を真っ赤にして腰掛けていたベッドから立ち上がると、そそくさと部屋を出て行った。 (ああ、帰る方法があるか聞きたいんですけど・・・) バタン、とドアの閉まる音が響いた後、フリオニールのお腹は空腹の限界突破をしたと ばかりに音を鳴らすのであった。 (とにかく腹ごしらえだな。洗濯はその後でいいや) ルイズの後を追うように部屋を出て食堂へ向かったフリオニール。 到着し、中を覗くと黒髪のメイドが夕食の準備に取り掛かっていた。 「あの~、すみません」 「はい?」 メイドはテーブルを懸命に拭く手を休め、声のした方を振り返る。 「ちょっとご相談が・・・」 「?あなた、ひょっとしてミス・ヴァリエールの・・・」 「フリオニールです。よろしく」 「きゃっ!」 メイドは嬉しさのあまり素っ頓狂な声をあげたが、すぐに居住まいを正しフリオニールに近づくと 「シエスタと申します。お声かけいただき光栄ですわ。それで、ご相談というのは?」 「食事を分けて欲しいんだ。もちろん、タダで、とは言わないよ」 「そうですか!それでしたら厨房へご案内します」 シエスタは嬉々としてフリオニールと共に厨房へ向かった。 二人は厨房に入ると、シエスタがはつらつとした声で 「みなさん!「我らが剣」がお見えになりました!」 忙しく手を動かしていた料理人たちは一斉に動きを止め、 「おお!君がミス・ヴァリエールの!」 「あの憎ったらしい貴族の小僧を懲らしめた!」 「『先住魔法』の使い手!」 「鬼の拳を持つ男!」 歓迎ムードとなった。何かあらぬ尾ひれがついてるなぁ、と思いつつも照れるフルオニールの 前に一人の男がやって来た。 「俺がコック長のマルトーだ。よろしくな!」 「あなたがコック長ですか!フリオニールです。よろしく!」 マルトーとフリオニールは握手を交わし、、 「マルトーさん、いきなりですがお願いです!食事を分けて下さい!」 「へっ?・・・なんだそんなことか。たらふく食っていけ!」 がっちりと抱き合うのであった。 その後、用意された食事に取り掛かっているフリオニールにマルトーは 「しかし、平民なのに魔法を使える上、素手でメイジのゴーレムを壊すなんてよ、 お前さん一体何者だい?」 「ごほっ!い、いや、まぁ、あれです。東方の出身です」 「するとエルフってか?」 「俺は人間です」 「そうか。なんにしたって俺はお前さんを気に入ったぜ。明るくて気分の良い若者じゃねぇか!」 「そう言ってもらえると嬉しいです!」 会話が弾む。すると、フリオニールは突如ナイフとフォークをテーブルに置き、腰に提げた リッパーナイフを鞘ごとワルトーの前に差し出し、 「これは食事のお礼です。受け取って下さい」 「?これって小僧のゴーレムをギッタギッタに切り刻んだナイフだろ?さすがにそれを 貰うわけにはいかねぇよ」 「これはあなたが持っていて下さい。勇気あるものに相応しいリング、じゃなかったナイフです」 「まぁ、お前さんがそこまで言うなら。確かに受け取ったぜ!」 フリオニールの楽しいひとときは過ぎていった。 しかし、その夜、洗濯を忘れルイズにひどく叱られるフリオニールであった。 ギーシュとの決闘の翌朝。 ルイズとフリオニールはトリステイン魔法学院の院長に呼び出された。 決闘の噂は昨日の内に学院内に広まり、フリオニールの並外れた力と得体の知れない 魔法を使ったことが波紋を呼んでいた。 ゴーレムを素手で破壊する拳の威力。亜人なのか? 杖なしで魔法を使った。エルフなのか? 食堂で朝食をとる際にも二人にからかいの言葉をかける者はなく、態度が急によそよそしくなった。 ルイズは昨日まで自身を『ゼロ』と蔑んでいたクラスメイト達の急変に閉口したが、 肝心のフリオニールは朝食が昨日からワンランクアップ(具有りスープとロールパン) したことに喜んでいた為(ルイズの指図かワルトーとシエスタが気を利かせたのかは不明)、 周囲の冷たい目線は気にならかった。 院長室の前に立つ二人。 「失礼のないようにするのよ」 「わかってますって」 コンコンとドアをノックするルイズ。どうぞ、と言う女性の声を聞いてゆっくりとドアを開けた。 部屋の中には見事な白髭を生やした老人とコルベール、秘書の女性が緊張した面持ちで迎えた。 「それでは、私はお茶を煎れてきますわ」 秘書が思いついたように言うと、 「おお、すまんのぅ。ミス・ロングビル」 老人はロングビルに笑顔を送った。 ロングビルはそれを合図に部屋を出る。その時、ロングビルはフリオニールを値踏みする ような目線で一瞥したが本人は爽やかなスマイルでそれに応えた。 ルイズはドアの閉まる音を確認すると老人に 「ミスタ・オスマン。ここへ私が呼ばれたのはやっぱり・・・」 「うむ。そこの使い魔君のことじゃ」 オスマンは髭をさすりながらフリオニールをガン見した。 フリオニールは作り笑いをして自己紹介した。なぜなら、基本的に髭を蓄えた老人が苦手だからだ。 そのような風貌の老人と対面すると反乱軍の作戦会議室にいる年老いた参謀役を脊髄反射で思い出す。 彼には散々苦渋を舐めさせられた。 ミンウが仲間に加わっているにもかかわらず自分達のことをひよっこ呼ばわり。 大戦艦完成の責任のなすり付け(それ以前に反乱軍はミスリル入手にさえてこずっていたのは棚上げ)。 ヒルダ王女救出の際の挑発的発言。 大戦艦爆破後の手のひら返しetc フリオニールはオスマンの顔を見るたびに、当時のことを思い出しイライラするのであった。 「あの、彼には事情がありまして・・・」 逡巡するルイズ。 「ああ、俺、異世界から召還されたんです」 ルイズの心配を余所にフリオニールはあっさりと答えた。 (ちょっと!そのことは他言無用って言ったじゃない!) ルイズは心で叫び肘でフリオニールの腕を突付くが、フリオニールはさっさと話を終わらせたい。 「なんと!異世界とな」 目を丸くするオスマン。 「そうか。それでか・・・。院長。彼の『使い魔のルーン』は非常に珍しいものでして」 ようやくコルベールは口を開いた。 「ふむ。どれどれ」 オスマンはフリオニールの左手をとり、まじまじと見つめる。 「確かに変わっておるのぅ。どうじゃろう、ミスタ・コルベール。一つ調べてはもらえんかの」 「承知致しました。しかし、異世界から召還されたとは驚きでした」 「ふむ。ごく稀に異世界の人や物などがハルケギニアに召還されることはあるのじゃよ」 オスマンは数十年前に出会った命の恩人がそれらしいこと。その人物から譲り受けたものが このトリステイン魔法学院の秘法として所蔵されていることを語った。 フリオニールはようやく話のわかる人間に出会えたと思い(老人ではあるが)、 「院長!元の世界に帰る方法はあるんですか?」 「すまんのぅ。それはわしにもわからんわ」 「そんな・・・」 「そう気落ちしなさんな。わしらも出来る限り調べてはみるつもりじゃ」 「お願いします!」 フリオニールとオスマンの会話を聞いていたコルベールは 「そこまでして帰りたいとは抜き差しならない事情があるとは思いますが、それまでは ミス・ヴァリエールの使い魔として精進して下さい」 「わかりました」 「それと、院長。他の生徒達には彼のことを何と説明すればよろしいでしょうか?」 「そうじゃのう・・・『使い魔のルーン』のこともあるしのぅ・・・そうじゃ、とりあえず ロバ・カル・アリイエ出身ということにしておこうかの」 「それは名案です!」 「これでこの話はひとまずじゃな」 オスマンの解散宣言を潮にルイズとフリオニールは院長室を退室した。 前ページ次ページゼロのチェリーな使い魔
https://w.atwiki.jp/obeyme_dictionary/pages/96.html
は ひ ふ へ ほ は 爆弾マリトッツォ 暴露トマト バジリスクの煉獄風ヘルソースがけのステーキ 馬車馬パルフェ パラダイス・ブルー 腹ペコ狼サンドイッチ バルバトスの紅茶 バルバトスの特製ケーキ ひ 瀕死の牛の発酵乳 ビーチ・オン・ザ・デビル ふ 腐海スープ 腐海プリン 福音ブラウニー 腐毒チーズ入りデカ盛りハンバーグ 腐毒チーズケーキ ブフォタマミルクティー フライドコウモリ ブラックアイドピー ブラッディーシフォンケーキ ブラッドストロベリージュース ブルータルシフォンケーキ フルーツパイ フロマージュ・ド・テット~青薔薇の水晶漬けを添えて~ へ ベヒモスの後ろ脚の角煮 ベラドンナクッキー ベラドンナとドクニンジンの和え物 ヘルコーヒー ほ 宝石料理 ボナコンのクリーム煮 ホラーズホラーのチーズケーキ ホラーズホラーのチェリーパイ ▲ページTOP
https://w.atwiki.jp/mtgflavortext/pages/3951.html
ジャムーラの東部には、奇妙な巨岩が林立する場所が数多く存在する。だが、その起源を知る者はいない――定かには。 In the eastern reaches of Jamuraa are arrangements of massive stones. No one knows their origins――for certain. ミラージュ 【M TG Wiki】 名前
https://w.atwiki.jp/cosmos_memo/pages/1276.html
くちばしにチェリー EGO-WRAPPIN ADVANCED Level 7 BPM 187 Notes 473 全程BPM在187附近飄忽不定 1 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |------| 2 ①②③口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |①-②-③-| 3 口口口① |①-②-③-| ⑤④③② |④-⑤-⑥-| 口⑥口口 口口口口 ⑩口口⑩ 口口口口 口口⑦口 |⑦---⑧-| 口⑧⑨口 |⑨---⑩-| 4 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口①口口 |------| 口口口口 |----①-| 5 口⑧口口 |①---②-| ⑥口口⑦ |③---④-| ④口①⑤ |⑤---⑥-| ②口口③ |⑦---⑧-| 6 ③口①③ |①-----| 口口口口 |②---③-| 口②②口 |------| 口口口口 |------| 7 ⑦口口口 |----①-| 口⑤⑥口 |②---③-| 口③④口 |④---⑤-| 口①②口 |⑥---⑦-| 8 口③③① |①-----| 口口口口 |②---③-| ②口口② |------| 口口口口 |------| 9 口⑦口口 |----①-| ⑤口口⑥ |②---③-| ③口口④ |④---⑤-| ①口口② |⑥---⑦-| 10 ③口①③ |①-----| 口口口口 |②---③-| 口②②口 |------| 口口口口 |------| 11 ⑤口口⑤ |----①-| 口口①① |----②-| 口②③口 |③-----| 口④④口 |④---⑤-| 12 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |------| 13 口⑦口口 |----①-| ⑤口口⑥ |②---③-| ③口口④ |④---⑤-| ①口口② |⑥---⑦-| 14 ③口①③ |①-----| 口口口口 |②---③-| 口②②口 |------| 口口口口 |------| 15 ⑦口口口 |----①-| 口⑤⑥口 |②---③-| 口③④口 |④---⑤-| 口①②口 |⑥---⑦-| 16 口③③① |①-----| 口口口口 |②---③-| ②口口② |------| 口口口口 |------| 17 口⑦口口 |----①-| ⑤口口⑥ |②---③-| ③口口④ |④---⑤-| ①口口② |⑥---⑦-| 18 ③口①③ |①-----| 口口口口 |②---③-| 口②②口 |------| 口口口口 |------| 19 口①①口 |----①-| 口口口口 |----②-| ④口口⑤ |③---④-| 口②③口 |⑤-----| 20 ②口口② |----①-| 口②②口 |------| 口口口口 |②-----| ①口口① |------| 21 口口口口 |----①-| 口⑤口口 |②-----| ①③口② |③-----| 口④口口 |④---⑤-| 22 ②口口② |①-----| ③口①④ |②-----| ⑤口口口 |----③-| 口口口口 |④---⑤-| 23 口口⑥⑥ |①---②-| ⑦⑦口口 |③---④-| 口口口① |⑤---⑥-| ②④⑤③ |---⑦--| 24 口口口口 |----①-| 口口口口 |------| 口口①① |------| 口口口口 |------| 25 口①②口 |----①-| ③口口④ |②---③-| ⑤口口⑥ |④---⑤-| 口口口口 |⑥-----| 26 口口口口 |①---②-| 口②③口 |----③-| 口③②口 |------| 口①①口 |------| 27 口口①① |----①-| ②口口③ |----②-| 口④④口 |③-----| 口口口口 |④-----| 28 口口口口 |①-----| 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口①①口 |------| 29 ⑥口口口 |----①-| 口④⑤口 |②---③-| 口③口口 |----④-| 口①②口 |⑤---⑥-| 30 口口⑤① |①---②-| ②口⑤③ |③---④-| ④口口口 |------| 口口口口 |⑤-----| 31 口口口③ |①-----| 口口口④ |②-----| 口⑤①口 |③-----| 口②①② |④---⑤-| 32 ③口口③ |----①-| ④口口⑤ |②---③-| ⑤口口④ |----④-| 口①②口 |----⑤-| 33 ①口口① |------| ②口口② |①-----| 口口口口 |------| 口②②口 |----②-| 34 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |------| 35 口口口口 |----①-| 口①②口 |②---③-| ③⑥口④ |④---⑤-| 口⑤口口 |----⑥-| 36 ②口口② |----①-| 口口口口 |------| 口口口口 |②-----| ①口口① |------| 37 口口口口 |------| ⑤①②口 |----①-| 口③④口 |②---③-| 口口口口 |④---⑤-| 38 口口①① |---①--| 口口口口 |---②--| 口口口口 |------| ②②口口 |------| 39 口④⑤口 |----①-| ⑥③口口 |②---③-| 口口口口 |----④-| 口①②口 |⑤---⑥-| 40 口口⑦⑦ |①---②-| ⑥⑥口① |③---④-| 口②③口 |⑤---⑥-| ④口口⑤ |---⑦--| 41 ④口口③ |------| 口④③口 |---①--| ②口口① |②---③-| 口②①口 |--④---| 42 口②②口 |①---②-| 口口口① |---③--| 口口①口 |------| ③口口③ |------| 43 口口⑥⑤ |----①-| 口③④口 |②---③-| 口①②口 |④-----| 口口口口 |⑤--⑥--| 44 口①口口 |①---②-| 口⑥口口 |--③---| ②口③口 |----④-| 口④⑤口 |⑤---⑥-| 45 ①①口口 |----①-| ③口口② |------| 口③②口 |----②-| 口口口口 |----③-| 46 口口口口 |----①-| 口②②口 |------| 口口口口 |②-----| 口①①口 |------| 47 口口①① |①---②-| ⑤③④⑥ |----③-| 口⑦口口 |④---⑤-| ②②口口 |⑥---⑦-| 48 口②②口 |①-----| 口口口口 |②---③-| ③口①③ |----④-| 口④④口 |------| 49 口①口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |----①-| 50 口口①口 |①---②-| ②口口③ |③---④-| 口④⑤口 |⑤---⑥-| ⑥⑧⑧⑦ |⑦---⑧-| 51 口口口口 |------| 口口口口 |①-----| ①口口① |------| 口口口口 |------| 52 ①①口口 |------| 口口②口 |----①-| 口③口口 |------| 口口口口 |②---③-| 53 口⑦口口 |①---②-| ⑥口口口 |③---④-| 口口①口 |⑤---⑥-| ④②③⑤ |----⑦-| 54 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |------| 55 口④⑤口 |①-----| ⑥口①① |②-----| 口口②② |③---④-| 口口③③ |⑤---⑥-| 56 口口口口 |①---②-| 口⑤口① |③---④-| 口②③口 |----⑤-| 口④口口 |------| 57 口口口口 |------| 口①②口 |------| 口③口口 |----①-| 口口口口 |②---③-| 58 ①①④④ |----①-| ③③口口 |--②---| ⑤⑤②② |③---④-| 口口口口 |---⑤--| 59 口口口口 |------| 口①①口 |------| ①口口口 |------| 口①①口 |----①-| 60 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |------| 61 口⑥口口 |----①-| ④口口⑤ |②-----| 口③③口 |③---④-| 口①②口 |⑤---⑥-| 62 口口①口 |①---②-| 口②口口 |----③-| ③口口④ |④-----| ⑤口口⑤ |⑤-----| 63 ①⑤⑤① |①-----| ③口口③ |②-----| 口④④口 |③-----| 口②②口 |④---⑤-| 64 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |------| 口口口口 |------| 65 ①⑤⑤① |①-----| ③口口③ |②-----| 口④④口 |③-----| 口②②口 |④---⑤-| 66 ②③口② |----①-| 口②②口 |------| 口口口口 |②-----| 口①①口 |③-----| 67 口⑦口口 |----①-| ⑤口口⑥ |②---③-| ③口口④ |④---⑤-| ①口口② |⑥---⑦-| 68 ③口①③ |①-----| 口口口口 |②---③-| 口②②口 |------| 口口口口 |------| 69 ⑦口口口 |----①-| 口⑤⑥口 |②---③-| 口③④口 |④---⑤-| 口①②口 |⑥---⑦-| 70 口③③① |①-----| 口口口口 |②---③-| ②口口② |------| 口口口口 |------| 71 口⑦口口 |----①-| ⑤口口⑥ |②---③-| ③口口④ |④---⑤-| ①口口② |⑥---⑦-| 72 ③口①③ |①-----| 口口口口 |②---③-| 口②②口 |------| 口口口口 |------| 73 ⑦口口口 |----①-| 口⑤⑥口 |②---③-| 口③④口 |④---⑤-| 口①②口 |⑥---⑦-| 74 口③③① |①-----| 口口口口 |②---③-| ②口口② |------| 口口口口 |------| 75 口口口口 |----①-| ③③①① |----②-| 口口口口 |----③-| ④④②② |----④-| 76 ③③①① |----①-| 口口口口 |----②-| ④④②② |----③-| 口口口口 |----④-| 77 ③口口① |----①-| 口③①口 |----②-| ④口口② |----③-| 口④②口 |----④-| 78 口③①口 |----①-| ③口口① |----②-| 口④②口 |----③-| ④口口② |----④-| 79 ③③①① |----①-| 口口口口 |----②-| 口口口口 |----③-| ④④②② |----④-| 80 口口口口 |----①-| ③③①① |----②-| ④④②② |----③-| 口口口口 |----④-| 81 口口口口 |----①-| ⑥⑤④⑥ |----②-| 口口②② |③---④-| ③口①① |⑤---⑥-| 82 ①口口① |------| 口口口口 |------| 口①①口 |①-----| 口口口口 |------| 不確定度 0
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8270.html
前ページ次ページゼロのチェリーな使い魔 「な、何だっていうんだい!?今の光は!」 フーケは不発に終わった『テレポ』の魔法に慌てふためいている。ゴーレムの肩に座っているので 自身も巻き添えを食らったと勘違いしたのである。 体が五体満足で意識もはっきりしていることを確認するとふぅ、とため息を吐き 「只のハッタリかい!」 「いや。単に失敗しただけだ。先陣の傭兵は恐らくこの魔法の餌食になったのだろう。油断はするな」 宿の中にいるフリオニール達を罵倒したが、仮面の男が落ちついた口調でフーケを諭す。 「厄介なモンを召還したものだよ、あの小娘は」 「心配せずとも俺があの小僧を始末する。お前は残りの二人を片付けろ」 フーケと仮面の男は分担して敵を仕留める作戦に出ることにした。 一方、宿の中でフーケ退治の準備をするフリオニールは 「とりあえず二人には魔法をかけておくよ」 ゴーレム対策としてキュルケとタバサに『ブリンク』の魔法の単体がけを唱えた。 ギーシュとの決闘以降、時間を見つけては『ブリンク』の鍛錬をしていたので(ギーシュに 分身を見破られたのが悔しかったのだろうか)熟練度は3に上がっていた。 本体を含めて計4体になったキュルケとタバサ。 「ダ、ダーリン、この魔法は私達にも使用できるわけ?」 「あれ?言ってなかったっけ?」 キュルケは『偏在』もどきを使えるようになり驚きながら 「ま、まさかこの分身も魔法を使えたりするの?」 「残念だけど敵の攻撃を分散させるだけの目くらましなんだ」 『ブリンク』の効果を再確認した。そして、自身にこの魔法をかけようとしないフリオニールに疑問を抱き 「ダーリンは自分にこの魔法を使わないの?」 「俺は大丈夫。デルフとアイスシールド装備で正攻法で戦うよ。あのデカ物、スピードは 大したことないし命中率も低いから」 不安そうな目を向けたが、フリオニールはそれを払拭するように爽やかな笑顔で応えた (本音は単に『ケアル』と『レイズ』用にMPを温存したいだけなのだが)。 「俺はフーケとゴーレムをやるからキュルケとタバサは仮面の男を頼む!」 フリオニールは床に落ちているアイスシールドを拾い上げて装備し二人に作戦を指示した。 「よっしゃ!今朝の鬱憤を晴らすときがきたぜ!」 「頼むよ、デルフ」 背中のデルフリンガーを抜刀し窓から外へ飛び出したフリオニール。 その後ろにキュルケ、タバサと続き分散してゴーレムの元へ接近する。 フリオニールがデルフリンガーを振り上げゴーレムの足に一太刀を入れようとした次の瞬間、 「貴様の相手はこの俺だ!」 仮面の男がひらりとゴーレムの左肩から飛び降り、素早くルーンを詠唱すると 「『ライトニング・クラウド』!」 男の周辺から稲妻が発生しフリオニールに打ち付けた。 間一髪アイスシールドでガードしたがこの盾は炎耐性の為、電撃は通過してしまう。 左腕に激痛と痺れが走り握力が弱まってしまったフリオニールは敢え無くアイスシールドを 手放してしまった。 仮面の男はすかさず『レビテーション』の魔法を使いアイスシールドを拾い上げ左手に 装備すると、自身を標的にして飛んできたキュルケの『ファイアー・ボール』を防いだ。 舌打ちして悔しがるキュルケを傍目にタバサが間髪入れず『ウィンディ・アイシクル』の 魔法を上空から放つがゴーレムの左腕が仮面の男を庇った。 ゴーレムの左腕が音を立てて崩れ去る間に仮面の男は風を操り優雅に地面に着地する。 フリオニールはデルフリンガーを一端地面に突き刺し (あれは『サンダー』か!?) フリーになった右手で酷い火傷を負った左腕に『ケアル』の魔法をあてがいながら敵の 魔法熟練度の高さに舌を巻いた。 「あの電撃をくらって意識があるなんて化け物か、こいつは!」 フーケは一心不乱にゴーレムの右足を上げて手負いのフリオニールを踏み潰そうとする。 ゴーレムの影に気付いたフリオニールは急いでデルフリンガーを抜き取ると迫り来る 足裏を突き刺した。ひび割れができるゴーレムの足裏。 隙ができたフリオニールを見てチャンス到来と仮面の男が急接近を試みるがタバサの 『エア・シールド』の魔法に阻まれた。 フリオニールは仮面の男が自身を執拗に狙ってくるので黙らせるべく痺れの残る左手を 男へ向けて差し出し『サイレス』の魔法を唱えた(熟練度2)。 仮面の男は眼前の『エア・シールド』を除けるべくタバサに『ライトニング・クラウド』を 放とうとするがルーンを詠唱する途中で言葉がつかえてしまった。 おかしいと思いつつ再びルーンの詠唱を試みるがどもってしまう。フリオニールの『サイレス』が一足早かった。 仮面の男はフリオニールの魔法にしてやられた、と舌打ちし 「俺は魔法を封じられた!いったん身を引く!先に例の酒場で待っている!」 男は身を翻し駆け足で戦場から身を引く。 フーケはキュルケの『ファイアー・ボール』をゴーレムの右腕でガードしながら 「ち、ちょっと!あたしはどうすればいいのさ!?」 「好きにしろ!」 困惑の表情を浮かべて仮面の男に抗議した。 キュルケとタバサはそうはさせまいと『ファイアー・ボール』と『ウィンディ・アイシクル』で 仮面の男を襲撃するが射程距離外だった為あえなく空打ちとなってしまい、まもなく仮面の男は 暗闇の中に消えていった。 (ああ、俺のアイスシールド・・・) フリオニールはディストの洞窟探検以来愛用してきた盾をわけのわからない仮面の男に 持って行かれて泣き顔になった。いくらアルビオンへ持っていけないとはいえ見ず知らずの 人間にタダ、でプレゼントするほどお人よしではない。この借りは必ず返す、と固く誓い 眼前のゴーレムの足裏を勢い良く切り裂いた。 「へへ、どうだい相棒。俺っちの切れ味はよ」 「いいね。デルフは只のロングソードじゃないみたいだ」 「当たり前よ!」 フリオニールは相棒を掲げてその威力を称えた。とはいっても『ミスリルソード』クラスの 攻撃力だとは思うが。 いつの間にかゴーレムは左腕を再生し左右の拳でキュルケとタバサに襲い掛かるが『ブリンク』が 功を奏して攻撃が本体に全く当たらない。 フーケはヴァリエールの使い魔のみならずこの小娘二人も『偏在』のような分身をまとって いることに激しい焦りを感じていた。 この男は何者なのか?一時期、魔法学院内で『先住魔法』と噂されていたこの魔法であるが 実はフリオニールという名の青年は『始祖ブリミル』の生まれ変わりなのではないか? フーケはそんなことがあってたまるか、とその着想をかなぐり捨ててゴーレムの右足を 上げてフリオニールを踏み潰そうとした。 「その手には乗らないぞ!」 フリオニールは軽やかな身のこなしでそれを避けるとゴーレムの膝下を相棒でなで斬りにした。 ひびが入ると脆くも崩れ去るゴーレムの膝下。 そうこうしている間にもキュルケとタバサの魔法がフーケを狙い飛んでくる。 防戦一方となったことと仮面の男が戦線離脱したこともあり虚脱感が一気に全身を駆け巡るフーケ。 「どいつもこいつも・・・ふざけるんじゃねえぇぇぇ!」 フーケは生気を失くした目から一転、悪酔いした酔っ払いのような座った目つきで絶叫すると 逆ギレしてゴーレムの両腕をブンブンと振り回し始めた。 突然の絶叫に一瞬怯んだキュルケの本体に運悪くゴーレムの拳が直撃する。 勢い良く吹き飛ばされ宿の壁に背中を打ちつけると力なくずるずると地面に倒れた。 「キュルケ!」 フリオニールは急いで『ケアル』を唱えてキュルケの回復をするが起き上がる気配がない。 「『レイズ』!」 上空から天使が舞い降りてきてキュルケの頭を撫でた後、タバサが駆け足でキュルケの 元へ寄って抱き上げて介抱をした。 フリオニールは俯いてわなわなと震える。左手の紋章がまばゆい光を放つのをフリオニールは その時初めて目にした。先程の痺れが和らいだが今はそんなことを考える暇はない。 振り下ろされたゴーレムの右拳をデルフリンガーで切りつけて落とし 「デルフ、休んでてくれ」 「って、お、おい!なにするだー」 相棒を鞘に納めると一呼吸置いて 「ギーシュといい人形使いは拳が相当好きみたいだな」 意味不明(?)なことを言い指の骨を鳴らして一心不乱にゴーレムに殴りかかった。 足元からだるま落としの要領で粉々になるゴーレム。紋章の影響なのか火事場のバカ力か 『ちから』のステータスがMAXの99になったフリオニールの両手素手(熟練度4)の 破壊力を味わったゴーレムはあっという間に頭部のみとなってしまった。 よろけながらも必死に地面に着地したフーケはフリオニールと対峙し 「あたしの負けよ。さぁ、好きにしな!」 降参宣言をしたが相手は無言だ。 「・・・なんで殺さないんだい?」 フリオニールは頭を振る。 「・・・一緒に帝国・・・レコン・キスタと戦おうだって!?あたしみたいなはぐれ者とかい?・・・」 フーケは思い悩み唸り声を上げる。 「いや・・・レコン・キスタはどうでもいいんだけど、もう悪さをしないって約束してくれ!」 フリオニールは激しくデ・ジャヴを感じていたがフーケが今度は心から反省していると 感じ取り許すことにした。 「ダーリンは甘いのよ」 タバサの肩につかまり重い足取りでフリオニールの元へやってきたキュルケはかすり声で反対した。 「キュルケ!無事でよかった・・・」 戦友の無事に安堵してほっとするフリオニールは思い出したように 「ところでフーケ、あの仮面の男は何者なんだ!っていうかアイスシールドを・・・」 フーケに未練がましく愛用の盾の行く末を問い質した。 「・・・言えるわけないじゃないか。あの男には一応恩があるんだ」 フーケはそっぽを向いて返答した。 「バカ!ダーリンだってあんたの命を救ったじゃない!」 キュルケは頑固なフーケに今にも飛び付きそうな勢いで食って掛かった。 「・・・どうしたらいいのかわからないのさ!こんな世界に生まれちまったせいでさ!」 フーケはそう言い捨てると駆け足でこの場を去っていった。 前ページ次ページゼロのチェリーな使い魔